BURTLE(バートル) 営業さんにインタビューしてみました。後編。

Last Updated on 2020年6月2日 by himurakami0050

これって作業服?? 今、一番業界をにぎわせてるBURTLE(バートル)さんの紹介です。前編はこちら

Q.エアークラフトが更に性能UPで爆人気で欠品してると聞きますが?

A.これに関しては正直申し訳ないです。。生産分が全て先行買い付けで無くなってしまって、メーカー在庫はもう無いんです。ですので、代理店様、ワークショップ様が持たれてる在庫で対応していただく形になります。。

Q.予約で完売?

受注生産というわけでは無いんですが、これだけ作れます。といった数が色んな代理店様、ショップ様にご予約頂いて完売しちゃってる、というのが実際です。
生産量を増やして、シーズン中にもメーカーとして在庫対応できるようにしたい!という思いと、デザインと同じくで性能が少しでも良くなるならモデルチェンジ等、進化させたい!という思いがぶつかってるのも正直あります。
性能UPさせれるとしたら、在庫分は旧式になってしまう訳で。。その在庫を気にして性能UPをあえて止める、とかになると本末転倒ですし、他社メーカーさんとの競争もありますので。。
しかし、バランスを見ながらですが、少しづつ生産は増やしていきたいと思ってます。

Q.今はS/Sのアイテムですが、おススメは?

A.やはりS/Sシーズンで一番おススメなのは#665と#667のポロシャツシリーズです。

こちらも吸汗速乾、消臭加工と、マルチポケットなど機能面は勿論の事ながら、先ほどお話した、パターンがカッコよく見える様に作ってあること、更にSS、Sサイズは女性専用のパターンでやってます。
後、衿を硬めにしてあるんですね、やはり夏場はハードに洗濯しますよね、首元がへたってくるとカッコよくないですし。
実際4月~5月で2万枚程売れてくれました。

Q.安価なポロシャツは他メーカーも展開してますが、何でそんなに売れたんでしょうか?

A.恐らく、BURTLE(バートル)のイメージが浸透してきてくれてるのは大きいと思います。ものづくりには妥協なく取り組んでますが、このポロシャツが飛びぬけて良い!というよりも、同じポロシャツならBURTLE(バートル)のが着たい!というお声は実際に頂きます。

Q.僕も実際お客様にバートルさんのBのロゴが付いてるやつが欲しいんや~と言われたことありますね。

A.とても嬉しい事です。BURTLE(バートル)のイメージや姿勢を支持して頂けてるのは。

Q.秋冬A/Wはどんな感じですか?

秋冬も色々あります。こちらの#7610の防水防寒ジャケットはとてもご好評頂きました。イメージでプリント入れてるんで、実際は無地なんですが(笑)

この#4054のアノラックパーカーなんかは結構意外な売れ方してまして。。通常ですと、やはりなんだかんだ言ってもベーシックカラーが一番売れるんですね。ですのでそこに一番在庫抱えるんです。このアノラックなら、恐らく、ネイビーかブラックだろうなと。
でも実際一番最初に無くなったのはこの〜で。え〜全然在庫積んでないよ〜。。みたいな事もありました(笑)

Q.バートルさんにはベーシックよりも少し個性が際立ったカラーの方が求められるのかもしれませんね。

A.そうかもしれません。まだその辺が僕らも掴みきれてなくて。。これからまた勉強ですね。

Q.今までのワークウェアの概念とは違ったアプローチで攻めてるからこそ、従来とは違うものを求められるんでは?

A.そうだと嬉しいです。

Q.今回はありがとうございました!また色々教えてください!

A.勿論です。これからもカッコイイと機能性、そして価格にお応えできる様なものづくりをしていきたいと思ってます。よろしくお願いします!

という事でインタビューは楽しく終わりました( ´∀` )Sさんありがとうございました!

著者の余談

今まではありませんでしたね、ここまでアパレル業界とワーク業界が交わったのは。どちらかというとタブーみたいな所もあった気がします。

総合格闘技とプロレスのような。。どっちが上とかじゃないですよ。。(笑)

これはかなり革新的で。前職(アパレル業界)の経験から思う事ですが。

アパレルの業界というのは、一言で言えば、イメージとデザイン。だと思います。同じパターン(裁断)でも、名のあるデザイナーと無名デザイナーなら、名のあるデザイナーのが高くなります。これはどっちが先にやったとか、パクったとかの事情は殆んど関係なく。名のあるデザイナーの方が売れます。

イメージが良いからですね。デザインは正直そこまで重視されません。(勿論頑張ってるブランドさんも一杯います)

イメージ=安心 という事です。これは決して悪い意味ではなく。

僕はファッションとは、気分を纏うものである。

と思っているので、着てて気分のいい服。とても価値があるものだと思ってます。じゃなかったら、ブランドロゴが入ってるだけで何万円もするTシャツが売れる訳ないですよね。

アパレルはイメージが大事。だから広告費がコストに跳ね返ってくるので、製品自体のコストは売値にそこまで反映されてない事も多いです。そ~ゆ~ビジネスです。

アパレルのイメージ戦略に対して、今までのワークウェアは、汚れる、消耗品、やっぱり作業着。と言ったイメージが強く。極端な言い方をすれば安っぽく見える。という業界でした。ですので、コラボするのはそんなに希少な事ではなく、むしろブランドイメージを下げる可能性の方が高かった気がします。

実際、何年か前に天下のユニクロさんが過去にワークウェア業界に進出して、撤退したと聞いた事があります。安さと機能性で戦うには既存の競合が強すぎて、厳しかったんだと思います。

作業着は安い方が良い。汚れるものだし。だから安くて、使い捨てで充分。

何年か前はこんなイメージ強かったです。それがここ最近、ワークの現場で求められるニーズこそ、究極の機能性、快適性に繋がるんじゃない?

実際、安いし。高機能な商品多いよ。しかもデザインもカッコいいし。

ワークマンさんがこの1年で株価2倍になるという大躍進。どうせ作業服。から作業服って高機能で安い。しかもカッコいいよね。に変化してる様に思います。

タウンウェアで来てても様になるし。むしろ高機能、コスパ高を選べてる事が逆に知的でオシャレ。みたいな。

バートルさんはワークウェア業界を牽引してるブランドではないかと思います。前編でも書いたコラボであったりとか。業界のイメージを高めてくれてる。

昔、記憶では15年前程でしょうか。僕が大学生の頃の話ですが。
バイトで元町のアパレルショップに勤めていた時に、同僚の子(同じくファション好きの大学生)達が「最近ユニクロいいよね。コーディネートにユニクロ入ってるのって逆にオシャレじゃない?」みたいな事を言い出した時期がありました。
言ってしまえば当時、ブランド大好き!でもお金ないから買えない。。お金貯めて良いブランドの服買いたい!の大学生達が、ユニクロ良いよね。と言い出したんです。

今もちゃんと残ってますよね。ファッション誌見ててもユニクロのアイテム出てる事多いです。

勿論これはユニクロが広告費払ってやってるのもあるんですが、どうでしょう?皆さん、ユニクロの服、1枚は持ってるんじゃないですか?僕も勿論持ってます。

ダサいの我慢して着てますか?違いますよね。機能、デザインと価格を吟味した結果でしょう。

これはユニクロさんの良いモノ、そしてお買い求めやすい価格で。というものづくりへの意識の高さが、沢山の人に支持されるアパレルブランドになったんだと思います。

バートルさんはワークウェア業界において、そんな変化の先頭を走る役割を果たしてくれてる様な。ね。

安い、高機能は昔から高い水準だったと思います。そこに+カッコよさ。

今まで無かった、一大ムーブメントが近々起こるんじゃないかと期待してます。

長くなりました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

P.S.

せっかくいい話一杯聞けたのに、ど~やって記事にしよう。。と悩んだ結果、インタビュー形式がいいんじゃない!?と思いついたのはいつものトイレの中にこもってる時でした。やはりインスピレーションの降りてくる聖地ですね。

皆さんも悩み事、考え事はご自宅の聖地でどうぞ。

それでは今回はこの辺で。

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でわでわまたまた。

村上ちひろ

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